文明崩壊

2011/04/13(水) 未分類
徳川時代に住宅やお城の建設ラッシュによって深刻な森林破壊の危機に直面した時

幕府は森林伐採の規制による需要の抑制と、当時世界で初めての植林によって森林破壊の危機を防ぎました

現在私たちが住む緑の島は、そのお蔭だという内容のコラム

そこに載っていた1冊の本

ジャレド・ダイアモンドの『文明崩壊』

2005年に発売のこの本

上下巻で800ページありますが、一気にいけます!


イースター島の文明やマヤ文明が崩壊した理由

ヴァイキングがグーリンランドで生き残れなかった理由

ハイチとドミニカの経済状態の相違について

意外だったオーストラリアの非生産的な大陸である理由

そして、そのどれもが共通性があることが書かれていてとても興味深い内容でした


木材を使う仕事柄これまでも環境について色々書いてきましたが、歴史における環境問題については全く勉強していませんでした

この本の内容は初めて知るものばかりでした


現在熱帯雨林は過剰伐採による森林破壊の危機にあります

江戸時代に森林保護で危機を乗り切った日本が、伐採された木材の最大の輸出先という現実・・・

私たち丸広では、国産材を出来る限り使用して100%国産化を目指しています

森は伐採植林を繰返して美しく生き続けます

コスト面や色々な問題もあって、夢みたいな話と思われるかもしれませんが・・・


日本の全ての木造建築物が国産材で造られて、この緑と水の豊富な島を未来へ残していけたらイイですね♪


37ページ (全176ページ中)