厄介者

2008/03/21(金) 未分類
日本海などで深刻な漁業被害をもたらしている海の厄介者 エチゼンクラゲ

最近では、かなり役に立ちそうです

1つ目は、保水性が高く栄養分が豊富なクラゲを乾燥し、肥料にする技術で、大量に安価な肥料が調達できるというアイデアで、アフリカや中国など、特に砂漠化が心配される土地での実用化を目指している

2つ目は、病気の診断薬などに使われる糖タンパク質の一種『レクチン』を、エチゼンクラゲから精製する方法を開発

『レクチン』は、がんや白血病などの診断薬や研究用試薬として、医療、化学分野で用いられています

エチゼンクラゲは、最大で傘の直径が1メートルを超え、重さ150キロにも達する

1キロ当たりでレクチン約30ミリグラムが含まれていて、50キロの小型クラゲ1匹で、約450万円相当の試薬を生むそうです

まだ実用化に向けて、いろいろ問題はあるみたいですが、厄介者が功労者になる日はそう遠くはなさそうです


人間の発想力はスゴイですね

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