本当の耐震性能

2011/03/25(金) 未分類
頻発する地震

皆さんが心配なのが建物の耐震性

現在の建築基準法の耐震住宅

『住宅性能表示では耐震等級1 〔数百年に一度発生する地震(東京では震度6強から震度7程度)の地震力に対して倒壊、崩壊せず〕に該当します』

耐震等級2は1の1.25倍  耐震等級3は1の1.5倍の建物強さがあります

しかし耐震住宅は、一度大地震に遭い、限界強度を超えると、金物やボルトが緩んでしまいます

そして度重なる地震や長年の骨組みの木痩せによって、緩み具合がどんどん進み、固有周期が長くなることで地震と共振しやすくなります


いくら耐震等級の高い建物を建てても、初期性能が劣化したら意味がありません


そこで私たちは以下の対策をとっています

まず設計の段階で最低耐震等級2レベルのクリア

構造材の木痩に関しては、耐震座金を使用(タイトニック ※音声が出ます)

そして制震と免震

オススメしているのがイニシャルコスト的にも採用し易い制震テープ

建物変形を約 1/2 に低減させることができるため、亀裂や歪みなど建物への損傷が最小限に抑えられる超制震住宅となります

しかも、制震テープは粘着体なので余震にも強く、神戸地震を繰り返し再現した振動実験でも制震性能が維持されることが確かめられています


これからも繰返し起こることが想定される地震


ただ頑丈に造るだけでなく、新築当時の耐震性能を長期に渡り保持する事


それが本当に重要な耐震性能なのです


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